イカックン先生のぼんやり記録

北海道で小学校の先生をやっています。サッカーが好きでとくにアーセナルのファンです。また、読書も好きなのでその辺の話が多くなります。よろしくおねがいします。

声に出さない反応の仕方

こんにちは。イカックンです。
前回の反応の仕方が途中になっていたので、その続きから記事を書きたいと思います。
前回、声に出して反応することを指導することについて触れましたが、今回は声に出さない反応の仕方について述べたいと思います。
なぜ、声に出さない反応の仕方を取り上げるかというと、自分たちのことを振り返ってみれば至極当然のことだからです。つまり、私たち大人も常に声を出して反応をしているか、ということです。「うなづき」や「首をひねる」といったことは立派な反応ではないでしょうか。常に声を出せ、という指導は子どもにとっても辛いでしょうし、なにより、内気な子も学級には当然いるのです。
ただ、何度も述べさせていただいているように、学級とは、学ぶという同じ目的意識を持った仲間であり、一人一人が学びに対しての責任がありますから、反応自体は示すべきです。とくに仲間の発言には、マナーとしてもなんらかの反応は必要です。
そして、教師は声に出している、出していないに関わらず、反応している子を価値付け、ときには「〇〇くんは、いま、首を大きく捻ったけど、どこが納得していないの?」と子どもたちから考えを引き出し、子どもたち同士の考えをつなげることも可能となります。
それを続けていくと、今度、子どもたち同士でも、話を掘り下げていけるようになります。
例えば、まったく手をあげない子に対して、休み時間等、ほとんど関わりのない子が、「□□くんは△△についてどう思う?」などといった姿がみられます。
次回は、そのような子どもから子どもへと話合いが展開する指名の方法について記事にしたいと思います!